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外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.14

episode.14 外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術---ダブルチェックを極めよ

外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.14

目次
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はじめに

外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが、コンサルティングファームに新卒で入社するも、活躍できていない。とお悩みの皆さんの為に、センスたっぷりな、コンテンツを書いてくれました!

「外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術」とは

新卒で外資系コンサルティングファームに入社したら、どうやって、1人前として立ち上がるのか?

アソシエイトとしてどのような仕事術を駆使して強者揃いの外資系コンサルティングファームで戦い、上司や仲間から評価を得てきたのか?

について外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが大いに語ってくれています。

こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。

また、それぞれのテーマをもとに、考えるエンジン講座代表の高松智史とファンタジスタ品川さんが、解説している「動画」もyoutubeにUPしておりますので併せて、お楽しみください。
記事から見ても、動画から見ても、楽しめると思います。

対談形式の解説動画は記事の最後に掲載しています

外資系コンサル新卒入社女子、”ファンタジスタ品川” とは?

海外大学から、新卒でBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に入社の素敵女子。
その後、6年?くらいBCGで戦い、突如、医者の道に。BCG時代の私のお気に入りであり、今でも何かと頼りにしている人物こそが「ファンタジスタ品川」

海外大学で専攻していたのは・・・「生化学」。あ~なるほど、だから「医者」目指してるんだ!という納得感以上に、「え?理系なの?」という思いが充満しております。そんな、彼女が今回の主人公。
もう少しちゃんと聞こうとファンタジスタに聞いたら、

ファンタジスタ品川

最初の大学での専攻は生化学でした。生化学とは、生体内の化学物質(タンパク質やコレステロールなど)の機序を、勉強します。 わたしは、セレノシステインという21番目のアミノ酸を含んだタンパク質についての研究室にいました。(タンパク質はアミノ酸で構成されている。ヒトタンパク質のアミノ酸は20種だが、セレノシステインは21番目のアミノ酸) 超ちなみにですが、その研究室はボスがロシア人で、旧ソ連系の国出身の研究員ばっかりでしたw

だとさ。

コンサル用語/BCG用語

本文に入る前に、コンサルティング業界やBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で使われている、コンサル用語/BCG用語について少し補足しておきます。

UP or OUT

アップ or アウト。「昇格するか、さもなければ、辞めて頂きます。」という、プロフェッショナルを表す言葉。であり、「コンサルティングファームに転職したくない!」と思わせるお言葉。
ではありますが、みなさんが一般的なイメージと実際は少し違います。

役職

コンサルティングファームごとに少し呼び方は違いますが、BCGではこんな感じです。

役職(BCGの場合)
  • A(アソシエイト):入社3年目まで
  • C(コンサルタント):入社5年目くらい
  • PL(プロジェクトリーダー):入社8年目くらい
  • PP(プリンシパル):入社10年目くらい
  • P(パートナー/MD):入社12年目くらい

テニュア

テニュアとは、A1、A2、C1、C2のように、「役職+何年目か?」で括った階層のこと。評価は、この単位で行われる。例えば、「高松さんは、A1として、全然だめだよ」とか「品川さんは、A2でぐっと伸びたね」的に使います。

PL(ピーエル)

プロジェクトリーダーのこと。アソシエイトとコンサルタントを2-3名従え、パートナーと戦い、顧客に価値を出す勇者のこと。

プロジェクトが燃える

これは世にいう“案件が火をふいている”というのと同じ。うまくいってない案件を指す。しかし、コンサルの場合、貰っている額が額であるのもそうですが、それ以上に “付加価値はあくまで、単なる紙” であること。だから、燃える燃える。ケースがうまくいかなかったら、まさに大炎上です。

空パック(カラパック)

パワーポイントの各スライドにタイトルだけを書いた資料のこと。一見、仕事終わった感だけを生む、この世で私が大嫌いであり、無意味だと思うモノ。

アソシエイト仕事術 episode.14 ダブルチェックを極めよ

コンサルタントとして立ち上がるための仕事術—誤字脱字チェック

レベルの低い誤字脱字で自分の評価を下げていませんか?細やかな作業は大きな評価には繋がらないかもしれませんが、大きな減点にはなってしまいます。「ざっと見チェック」では、0.1%程度しか見つからないエラーを確実に捉える方法をご紹介いただきました。

タタタタタターーーーン…!

深夜0時をまわって、やっとスライドの作成が終了。最後のエンターキーはさぞ気持ちよく押せたことだろう。

よし、これを人数分+2名分印刷して、クリップしてリーダーのデスクにきれいに置いておけば、今日の業務は終了だな。

終了だな。じゃない。全然終わっとらん。

ダブルチェックを怠るものは、ヤバAのレッテルを貼られる、のである。

こういうと大抵の人は「ダブルチェック?確認くらいちゃんとしてますよ」と言う。だがしかしそれは目でさーっと追っただけの、ざっと見チェックでしかなく、ざっと見チェックで見つかるエラーはほんの0.1%程度にすぎない。

まず、意識を改めよ。

「エラーが無いか探す」ではなく、「絶対にどこかにあるはずのエラーを見つけにいく」という意識でいくことだ。エラーがあるかもしれない、のではない。エラーは絶対にある。どんなに優秀なコンサルタントでも、一つのパッケージを作り上げるのにミス無しで作り上げることはできない。いわんや自分をや、である。どこかに絶対あるはずだという認識で探すのだ。

次に、大画面モニターで見よ。


自分が作業しているいつもの画面でダブルチェックをすることはほぼ意味がない。首を少し上げる必要のある大画面モニターでチェックしていく。そうするとさっきまではスルーしていたミスが浮かび上がってくる。視線を変えることが大切なのだ。

そして最後に。これが一番重要である。

印刷して見よ。

紙で見ると、不思議なほどいろんなことが気になってくる。誤字脱字、改行、文字の大きさ、、、。1ページ1ページに赤が入っていく。この作業をできれば3周してほしい。そこまでしても、まだミスは残るし、クライアント先でパッケージを開けたときに何故か気づくのだ。

ここまでしてダブルチェックする意味ってあるのか?

そう思うあなたは、もっと人の気持ちに寄り添うことを心がけたほうがいい。
レベルの低い誤字脱字を見せつけられた上司、クライアントは貴方のことをどう思うだろうか?

上司

あ、こいつこの誤字脱字気づかなかったんだ。 レベル低いな。 この人に仕事を任せて大丈夫かな?どこかで大きなミスしないかな?

こう思うのである。

ミスは無くて当たり前なのである。ダブルチェックは決して加点にはならないのがつらいところではあるが、大きな減点をさけることができる大切な技術である。

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コンサルティングファームに入社したものの、なかなかパフォーマンスできない。。。という方だけでなく世の中のビジネスパーソンなら身に付けておくべきことが詰まった1冊を。
考えるエンジン講座代表であり、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で8年過ごした高松智史の著書『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』は、BCGに入社して、3年間で学んだことがギッシリ詰め込まれています。

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BCGで過ごした、2度はできない「濃すぎた、怒られた」最初の3年間。そこで叩き込まれた全てを皆さまに伝授させていただきたい。
もちろん、「ただ普通に解説する」なんてことはいたしません。
全ての真髄を「VS」形式で鋭角に科学していきます。
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さいごに

【解説動画】アソシエイト仕事術 episode.14 ダブルチェックを極めよ

こちらの解説動画は準備中です。

【イッキ読み】外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術

こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。

episode.14 外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術---ダブルチェックを極めよ

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