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【ケース面接問題例題】フェルミ推定=費用対効果 No.39「トランプ大統領問題」

コンサルティングファームケース面接例題_39

【ケース面接問題例題】フェルミ推定=費用対効果 No.39「トランプ大統領問題」

目次
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はじめに

コンサルティングファームへの転職の際、実際にケース面接で出題された問題をご紹介。
コンサルタントへの転職をお考えであれば、ケース面接突破のために自分の「武器」を使いこなせるようになることを目指し、実践演習してください。

【ケース面接問題例題】フェルミ推定=費用対効果

銃犯罪を題材にしたフェルミ推定の問題。社会的な意義を抜いても良問。
新卒のインターンで出たケース面接問題です。

【ケース面接でのやりとり】No.39「トランプ大統領問題」

面接官

それではケースを始めます。問題ですが、舞台はアメリカです。
あなたはトランプ大統領の参謀で、彼に助言する立場だとして下さい。
トランプ大統領は、今支持率アップのために新たな政策を打ち出そうとしています。そこで、近年問題になっている銃犯罪の被害を減らすことを考えました。

面接官

しかし、銃はアメリカの自由の象徴であり、安易に所持規制を設けることは出来ません。
そう考えて、トランプ大統領は国民へ防弾チョッキを配布し、撃たれても大丈夫なようにすることを思いつきました。あなたは次の日の朝、トランプ大統領からこの政策案を聞かされます。それに対して、費用対効果としてどうか、あなたのコメントをして下さい。
費用対効果なので、銃犯罪による経済損失をどれだけ抑えられるのか、コストはどうなのか、定量的に議論して下さい。

候補者

結論としては、この政策のコストは9兆円、効果は20人の銃犯罪被害者を減らせると見込まれました。
考え方ですが、まず現在の銃犯罪被害者数から検討します。

候補者

立式としては、【年間の銃犯罪件数×事件あたりの犯人の数×銃所持率×発砲する対象人数×致命傷率】となります。

候補者

年間の銃犯罪件数は、一週間に一度程度ニュースで聞くと考え、ニュースにならないものを含めて週3件。犯人の数は、個人的トラブルによる単独犯とテロ的な多人数の犯行に分けられますが、前者が大半と考え2人。銃所持率は100パーセント、対象人数は犯人と同じく2人。致命傷率は難しいですが、感覚で2分の1と置きました。かけあわせて、2000人です。

【このケース面接問題について】タカマツからヒトコト

新卒のインターンで出た問題です。
これをチョイスした理由でもあるのですが、25歳以下で中途でコンサルを受ける場合、相手の論点は間違いなく
 
“新卒の彼ら、彼女と比べて、遜色ないか?”
 
なわけです。

25歳以下でコンサル転職を考える場合は、ほんと、フェルミ推定マストです。逆にいえば、中途で30歳あたりで転職する場合、フェルミ推定ができると、“あれ、コヤツ、いいかも!” と思われやすくなりますので、これまた、がんばりましょう。

コンサルタントになりたい!ケース面接の対策方法とは?

いかがでしたか?はじめからうまく解ける人はまずいません。
うまく解けなかったな。と感じた方に、ケース面接対策の方法をいくつかご紹介します。

【例題で対策】ケース面接問題を解いてみる

こちらに、ケース面接問題の例題として「良問」ばかりを集めました。
ケース面接突破を目指し、まずは、ケース面接ではどんな問題が出題されるのか?を知って、どれでも良いので解いてみましょう。

【本で対策①】ケース面接を突破する第一歩はフェルミ推定

コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。

『ロジカルシンキングを超える戦略思考 「フェルミ推定の技術」』

先の見えない世の中において、“積み上げる”ロジカルシンキングよりもパワフルであり、“もれなくだぶりなく”なMECEよりも、答えの無いゲームに強い思考法。それが、フェルミ推定です。
ロジカルシンキングの次は “フェルミ推定” の時代です。
コンサル転職でのケース面接に必須のフェルミ推定ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、ビジネススキル。本書から最強の戦略思考を手に入れてください。様々な視点から導き出した「フェルミ推定の技術」を詰め込んでいます。

Amazon経営学ランキング1位獲得!

高松 智史 (著)
出版社 ‏ : ‎ ソシム
発売日 ‏ : ‎ 2021/8/18
単行本 ‏ : ‎ 324ページ

『「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術』

「フェルミ推定」は、市場規模推定や売上推定を算出する為だけの思考法じゃありません。成長戦略、新規事業などに幅広く応用できる、いわば戦略思考の原点とも言えます。そして、その考え方を丸っと凝縮して一冊にまとめたのが本書です。
今までの「ロジカルシンキング」や「問題解決」書とは全く違う、プラクティカルでわかりやすい、新しい問題解決本がここに誕生しました。
高松節が炸裂しまくりの、最高に読みやすくセクシーなビジネス書。ビジネススキルの新境地としてのフェルミ推定を、ぜひ堪能してください!

高松 智史 (著)
出版社 ‏ : ‎ ソシム
発売日 ‏ : ‎ 2022/2/26
単行本 ‏ : ‎ 320ページ

【本で対策②】ケース面接突破には「戦略思考」も欠かせない

フェルミ推定だけ理解しても、「コンサルタントの頭の使い方」がわかっていなければケース面接の突破は正直難しい難しいです。
面接官は『現役コンサルタント』であることを忘れずに。現役コンサルタントと議論をしていくためにコンサルタントの思考技術も学んでおきましょう。

当サイトの【ケース面接問題例題集】からいくつかを取り上げ、頭の使い方まで解説しています。

『「暗記する」戦略思考』

「暗記する」戦略思考とは何か?
一言で表せば、 「プラクティカルに頭の使い方、面白い解の作り方」 が学べる本。
もう少し言うと、「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本となります。

違う表現をしますと、ベストセラーとなった 『コンサルが「最初3年間」で学ぶコト』では描かれていない、コンサルタントの武器、思考技術にフォーカスした、 秘伝の思考が学べる本です。

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高松 智史 (著)
出版社 ‏ : ‎ かんき出版
発売日 ‏ : ‎ 2023/7/31
単行本 ‏ : ‎ 296ページ

【オンライン教材で対策】悪魔のケース対策

フェルミ推定を正しく理解できたら次は、いよいよ「ケース面接」の対策。
門外不出の解説を掲載した第3章の「知っておくべき7つの例題の解法」がこのコンテンツの目玉。

コンサルケース面接で出てくる7パターンの解き方をはじめて、解説しています。

副題の “コンサル思考とは、こういうこと” は、“コンサル思考” を理解していなければケース面接は突破できないという現実を知っていただきたいという思いから。
違う言い方をすれば、”トップコンサルタントがケース問題を解いたら、こうなるよ!”ができれば、それが合格の近道だということです。
元BCGコンサルタントである高松智史が4万字を超える(スライド240ページ)傑作を、数か月にわたり、練りに練って書きおろしましたので、自信作です。

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