戦略コンサルタントとは コンサルQ&A ~コンサルへの道 99~

【コンサル理解度40%】

コンサルタントへの転職を目指し、転職準備のためご受講いただいた受講生の方々が “まさに、むじゃきに” なげつけてくれた多くの質問。その中から厳選した99個をピックアップして、お答え致しました。


~Q.30からQ.39まで~


Q30. コンサルタントに必須の力を1つだけ上げるとしたら、何ですか?


「考える力」というの答えが許されるなら、これ。

 

それでは広すぎるのであれば、こちら

 

論点設定が上手にできる

 

だと思います。どんな素晴らしい分析力も、プレゼンテーションも、この力無くしては成立しません。

 

但し、ケース面接を突破する!という意味では、「論点設定ができる」必要はなく、「論点とは何か?」を知り、「論点設定をブサイクでも一応できる」レベルで十分です。

 

「考えるエンジン講座」でも、「論点」を含めた「3+1のセカイ」を理解頂き、その世界で「暴れられる」ように伝授しております。


Q31.コンサル業界で働いた場合の生活パターン(1週間)を知りたい。


オーソドックスな「コンサルタントの1週間」を描いていきたいと思います。

 

クライアントミーティングが

「木曜日」の場合

 

【木曜日】

10時~12時

「最も "バタバタする" 戦いの3時間」

3時間後に控えるクライアントミーティングに向けて、最後の最後まで、資料(=パッケージと呼ぶ)をいじくりまくっている。印刷時間も計算し、ギリギリまで資料を修正し、印刷を高速でやり、出発する!というのが恒例行事になっている。

 

14時~15時半

「NOT 成果発表会、BUT 討論会」

クライアントミーティングは通常、1週間に1度。そのクライアントミーティングに向けて動くので、基本、コンサルタントの頭は一週間単位。通常の事業会社のクライアントミーティングと最も違うのが、「報告」「発表」「確認」ではなく、「討論」「ディスカッション」の比重が95%であることだ。違う言い方をすれば、それにクライアントは「高いお金」を支払っているともいえる。BCGの現日本代表の杉田さんからこんなことを言われた事があります。


“ちゃんちゃん”と終わったミーティングこそ、危ない

 

と。まさに、予定調和ではなく、クライアントを時には「怒らせる」ことも。

 

18時~19時

「歯を食いしばる、息継ぎしないで」 

終わったと思ったら、次!となるのが、コンサルの常。次のクライアントミーティングに向けて、「論点」や「メッセージの方向性」などの議論を、プロジェクトリーダーと個別で行う。この30分が非常に大切なのだが、忘れてはいけないことがある。だいたい、「寝不足」であること。だから、ここを頑張れるか?で心地よい1週間になるか?が決まる。この1時間を明日に回して、イイコトは絶対にない。

 

20時~24時

自分との戦い

-プロフェッショナルの矜持

ここから、どれくらい「今日」頑張れるか?が重要な時間となる。今日のクライアントミーティングの「議事メモ」を書くのもよし、次回に向けたストーリーラインを書くのもよし。の時間。次の、プロジェクトリーダー、パートナーと議論するのは「火曜日」。なので、ここからは「火曜日に向かって動き出す」のだ。赤坂見附の足裏マッサージ屋「鳥来」にいってからでもよし、とにかく、ここで、もうひと踏ん張りできるか?が非常に大事。

 

【金曜日】

9時~12時

「小説家か? はたまた。漫画家か?」

次回の資料の「ストーリーライン」を書くという楽しいお時間。昨日のプロジェクトリーダーとの個別ミーティングで議論した「論点設定」に添って、「仮説」をつくり、納得できるお話しをつくる。私の場合は「ワード」で3枚ほど、論点やその仮説などをヒタスラ、文字に落とすってもんさ。

 

13時~19時

作業に入ります。作業に、浪漫なし。

作業とはなにか? 

代表的なのは

 

事例調査

インターネット、本などを活用し、論点・メッセージに合う事例を探す

 

分析

基本、EXCELシートにて顧客データなどを分析する

 

インタビュー

お客さん、消費者にヒアリング・議論をする

 

などを行う時間である。 

 

ちなみに

「ストーリーラインを作る」=考える。

「それ以外」=作業する。

 

20時~24時

この4時間は「安息の地」

金曜日のこの時間は「安息」。

ハナキンと呼ばれているからでも、合コンがあるからでもない。

 

「土日働けば、いいから」という安息、バッファがあるから、休めるのだ。

 

この時に、連絡が来たら、相手をしてあげてほしい。

 

【土曜日】

午前

睡眠、枕よ、愛おしい

金曜日からの睡眠は“人並み”に取れる。たまに、この時間に「朝、早く起きて、ジムに行きます!」的なヒトは私は嫌いだ。あ、これ、個人的な話です。

 

10時~18時

ワーク、ワーク、ワークワク。

不思議と思うかもしれないが、8年近くの経験から言えば、「土曜日にいかに仕事をできるか?」で、週末の安息度が上がるのだ。「しなきゃ、しなきゃ」と中途半端に遊ぶより、「やってしまい」そのあと、がっつり遊ぶほうが100倍いいのだ。なので、土曜日の12時-18時くらいに「殆ど、誰もいない」オフィスで仕事をしちゃうのが1週間を心地よく過ごすポイント。ともいえる。

 

19時~24時

スッキリしたぜ

この時間は、オアシス。なにせ、「休みのはずの、土曜日に働いた」という、“一歩リード感”があるので、宿便した腸的にスッキリ遊べる

 

【日曜日】

THANKS 松下幸之助。休日は「休養と教養」日曜日の使い方に一流かどうか?が分かれると思う。

 

コンサルタントも一緒で、“追われている仕事”がないから、遊ぶ。

では、一流にはなれないと思う。

 

じゃ、何をするのか?

 

過去ケースのパッケージ(資料)を“趣味”で読む

 

コンサルファームには「ナレッジチーム」というものがあり、世界中の各拠点のケース内容を共有する仕組みを持っている。そのチームがまとめてくれた(もちろん、クライアント名は消されている)のを、読み込むのがお勧めだ。

 

あと、もう一つは、「今のケースの仕事を "気楽に" やる」。

 

これが結構、大事。

 

"追われていない" 時こそ、いい仕事ができるもんさ。

 

ってことで、土曜の続きでもいいのだが、"気楽に" やるのがいいのだ。

 

【月曜日】

終日

ROAD TO パワーポイント!

小説家 から、アーティストへ。

「火曜日」のパートナー/プロジェクトリーダーとのミーティングに備えて、準備を加速化する。

 

ストーリーライン ⇒ “作業” を超えて、最終フェーズ。パワーポイントに落とし込む時間のはじまりはじまり。

 

【火曜日】

10時~12時

ちゃぶ台の如し!

資料を纏め、いざ、ミーティングへ。

 

ナイスな資料だった場合:

コンサルタント

・・・以上です。

こんな感じで今週は行こうかと。

 

パートナー

面白い。今のに加えて、作ってほしいスライドがあって・・

 

こんなナイスなミーティングは10回に3度。いや、それは嘘か、1回かな。。。

 

バッドな資料だった場合

コンサルタント

・・・以上です。

こんな感じで今週は行こうかと。

 

パートナー

なにこれ?。

なんで、こんなことしてんの?

 

プロジェクトリーダー

・・・・・

 

パートナー

ほんと、ちょっと、ホワイトボードに今から、いうこと書いてもらえる

 

コンサルタント

はい・・

 

ここから、「シーン」とした空気が30分+「作られた“明るい」空気30分。

 

これの「ゼロ」になっちゃう感じを(パートナーに)ひっくり返される と言います。

 

【水曜日】

終日

部屋籠り合宿のはじまり、はじまり

会議室を朝から1日押さえて、その会議室にパートナー以外が集まり、ヒタスラ、資料を作り込む1日。お気づきかと思うが、前日のミーティングが「バッドな資料だった場合」だった場合、全メンバー、徹夜ぎみです。お気づきかと思うが、前日のミーティングが「ナイスな資料だった場合」だった場合、すぐに終わります。

 

【次の木曜日】

「1週間でこんなに進化するもんなんですね」を求めに

あれから、1週間で資料30枚が作られ、これからクライアントミーティングに。

 

50枚といっても、「50枚作って、30枚」ではなく、「200枚つくって、30枚」でもきかないくらいつくり、選りすぐりの30枚。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これが、コンサルタントの1週間です。


Q32. 昇進のスピードは?


まず、役職は5つあります。ファームによって呼び名は少し違いますが、骨格は同じ。今は少し変わっているかもですが、私の慣れ親しんだ呼び名でいえば、

  • パートナー
  • プリンシパル
  • プロジェクトリーダー
  • コンサルタント
  • アソシエイト

プロジェクトリーダーから「管理職」の位置づけで、ミッションとして“ケースをリードする”ことから、ケースリーダとも呼ばれます。その上で、昇進のスピードですが、1昇進=2年-3年半。最速でいけば、アソシエイトからパートナーで10年となります。

 

そういえば、昨年、2005年4月の同じタイミングに入社した友が、パートナーに。

10年。但し、彼は前職もコンサル4年やっていたので、彼にしても早くはない!と言いそうですが、それでも素晴らしいですね。


Q33. 個人的なことで恐縮ですが、BCGを辞めた理由は?


まず、2回辞めています。

それぞれの理由を漢字4文字で表すと

 

1回目:世界一周 又は 評価不服

2回目:起業万歳   又は 才能限界


Q34. コンサルタントになる前の自分に声をかけるとしたら、何と声かけますか?


髪型を変えて、入ったほうがいいよ。ソフトモヒカンはやめましょう

 

ほんと、ほんと。誰か、教えてくれればいいのに。

 

もし、「普通の髪型」で入社していたら、「考えるエンジン講座」は生まれなかっただろう。

 

今も、BCGで戦っているだろう。


Q35. マーケティング案件で「広告代理店」とコンペになったとき、どう対処しますか?


まだまだ、戦略コンサルは「市民権」は得てないなと思わせる質問ですね。

 

マーケティングであれ、なんであれ、「戦略」であれば、誰にも負けません。

 

マーケティングであれ、なんであれ、「戦略以外」は、誰にでも負けます。

 

それが、戦略コンサルの矜持なり。


Q36. 戦略コンサルにおけるデータ分析の実務内容(取り扱うデータの種類、解析ツール等)は何ですか?


99% エクセルシート。

1%アクセス。

 

データ内容は、顧客データ、営業データ、などの業務系データか、アンケートデータが主。

 

思い出したのが、数字に途轍もなく「愛されていて」、途轍もなく「強い」後輩と、一緒にプロジェクトをやったときに・・

 

俺、数字に強くないんだよね。

 

後輩K

いや、強くないんじゃなくて、“興味がない”だけですよね?

 

・・・・・・

 

後輩K

分析結果とか、そういうの、もう少し見て欲しいですね

 

信頼しているから(と、逃げた)

 

のを思い出しました。


Q37. 転職前のキャリアが活かされたことは何ですか?


私の場合、前職はNTTデータですので、本来であれば、「システム全般の知見」と言えたはず。。。言えたはずですが、ちょっと、私の場合は、JAVA研修も初日で挫折したくらいですから、「活かされた」とは言い難い。

 

しかし、ネットワーク=「〇〇を知っている人を知っている」×「お願いしたら、助けてくれる」は、本当に助けられました。

 

前職だけでなく、いわゆる「友達、先輩」にもイロイロ助けられました。


Q38. 面接官のみならず、「他人を惹きつけるもの」とは何だと思いますか?


この質問をしてくれるということは、

 

さては、おぬし、

私に惹きつけられたな

 

と。シメシメ。

 

自分的には、「講師」をしているわけですから、この「他人を惹きつける」ということは大事。なので、その「裏」の仕掛けは、引退するときまで内緒にします。


Q39. ケース面接の存在意義は?


ウン万もある仕事の中のたった一つであるコンサルタント。

中に入ると、「ここで評価されるのが全て」「評価されないと俺はバカ!」となってしまうからこそ、「最低限のポテンシャル」を持つ人だけに入って頂くため。

 

元日本代表の御立さんのお言葉

「コンサルなんて、コンサルティングでしかトップに立てない人がやればいい」

 

と、なんでもできちゃう御立さんがおしゃるから憎い。

 

気付いたら、楽天の社外取締役になられた、御立さん、どこかの社長にならないかな?

 

御立さんなら、「コンサルは社長として成功しない」神話をぶっ壊してくれそうだから。