CDIを創設した「吉越亘」さんの本です。
この本を読めば、「本当の戦略思考とは何か?」に触れることができます。
ただ、この本は絶版しております。
しかし、ご安心ください。
その内容と同じものが、コラム形式で、CDIのHPに載っております。
ので、こちらを1986年から遡る形式で、お読み頂ければ、「無料で」同じ、体験ができます。
(ご参考:CDI HP) No.1 経営戦略と日本的思考 1986年07月01日
Amazonでもたまに、少し高いですが中古出てますので私のように「本棚にお守りとして並べたい」方は是非、ご購入ください。
マッキンゼーから独立した、天才「トム・ピーターズ」さんの本です。
語り口がウイットとユーモアに富んでおり、読みやすい本となっております。
「エクセレント・カンパニー」という本も書いております。
が、 断然、こちらの方が好きです。
コンサルタントの「切り口」と言いますか、
(斜に構えたとは全く異なる)「こう見るのね、コンサルタントは」 的な
目から鱗な視点=思考の落とし穴 を、短編形式で説明してくれています。
またもや、絶版しておりますので、友達に借りるなり、古本で買うなり、してしまいましょう。
20年来の親友で天才弁理士!から、教えてもらったのが、この本。
彼ともう一人の親友で “新しい形” のコンサルティングファームを作ろうとしてますが、議論していて、つくづく思うのは、
コンサルじゃくても、普通に天才は「考える力」がモンスター級だな
ということ。
他の「考えるボン」に比べると題材が題材なだけに読みづらさを感じると思いますが、
第5章「常識の陥穽(おとしあな)」から脱する方法
から読むのがお勧め。
思想家・事業家であられる「山口揚平」さんのご本。
正直、頭良すぎて、彼にとっては普通でも、僕にとっては「抽象的」やん。
なのですが、この本の、87~99ページからの、
物事を考えるのに役立つ4つのツール
は、プラクティカル(=明日にもでも使える)ので、ありがたい。
そのページから読むのがお勧め。
「考える力」に限りませんが、目に見えないモノをマスターするときのポイントは、
同じことを違う人の説明で触れる
こと。そうすると、
・あの人はこう言っていたのに、この人はこう言っている
・あの人も、この人も同じこと言っている
という、理解する「きっかけ」をもらえるのです。
なので、同じような本を複数冊読むのは本当に大事なのです。
BCGから、DIを堀さんと共に作り上げた「古谷昇」さんのご本。
少し前までは、Kindle版が無かったので、絶版本でした。
幸運にも、今は、パッと読むことができます。
この本はBCG時代に、彼が若手向けに研修をしてくれていた頃の内容を本にしてくれており、コンサルタントになったら、必ず、読んだ方がいい本です。
Twitterで教えてもらったのがこの本「益源」。
コンサルタントの時よりも、今の「事業家」である自分に刺さる本。
ですが、逆に言えば、コンサルタントこそ、この本を読んで、世の中から揶揄されている 「絵に描いた餅」「口だけ」「高級文房具」から一歩出る上でも、この本を噛みしめたほうがいいと痛感しました。
この本の弱点は「厚いこと」だけです。
あとがき含め、557ページある。
なので、この本の読むタイミングだけは間違えてはいけない。
今からあげる本を読んだ上で、読むことをお勧めする。
この5冊を読み、「論点」というものと少しじゃれてから、この本を読み始めてほしい。
「伝える技術」となっているが、完全に「考える力」を鍛える本に他ならない。
表紙にもプリントされているが、
「たった1行の問いで、非凡な思考が無数に降りてくる」
これを実現し、お金に変えているのが、「戦略コンサルタント」だと僕は信じている。
あえてかくと、コンサルティングファームの中に、「戦略ファーム」と「そうでないファーム」というのは存在しない。
けど、「戦略思考ができるコンサル」と、「そうではないコンサル」は存在する。
そう、この「戦略思考ができるコンサル」こそが、「戦略コンサルタント」なのだ。
そういう意味で、本からでも「考えるエンジン講座」からでも「戦略思考」を徹底的に、習得すれば、気付かないうちに、「戦略コンサルタント」となっている。
※ 弊社提供のWeb教材でも「戦略思考」に特化した教材をご用意しております
(ご参考:悪魔の戦略思考~凡人の僕を「天才」にしてくれる思考法 - 「戦略思考」を意識的に使うコツ)
話を本に戻すと、考えるボンの中には、私が探した限り、この
「いかに、問いを設定するか?」
を語ってくれている本はすべて入れてある。それが読みにくかろうが、なんだろうが、入れてある。
それは、それが 「戦略コンサルタント」の矜持であるため、読みにくくても読んでほしいから。
「失敗学」権威、「畑村洋太郎」さんのご本。
第1章から、もう虜になるだろう。
第1章「わかる」とは何か?
が、本当に平易な言葉で、説明してくれている。
何かを調査したり、課題を解決する中で、当然、「わかった!」があるだろう。
その「わかる」ということを科学してくれています。
講談社現代新書ですので、あとがき入れて、189ページですし、非常に読みやすい本に仕立ててくれております。
原書のタイトルの方がピンとくるのではなかろうか。
Made to Stick-Why some Ideas Survive and Others Die
この本には「記憶に焼き付くアイデア6原則」というものを提唱してくれていて、それを丁寧に説明する構造になっております。
あとがきいれて、357ページありますので、読むのには気合がいりますが、23ページから5-6ページが骨子となっているので、それを読むだけでも吉。
考えるボンの中でも、数少ない「示唆」を出す力を鍛えられる本です。
示唆というのは、簡単にいえば、
あるファクトから言えることは何か?
であり、英語でいうと、So-what?、インプリケーション、メッセージと同じものです。
但し、この本で「示唆」に慣れ親しむことができるとは思いますが、示唆抽出の方法は教えてはもらえません。
著者の「木村健太郎」さんは、就活の際、BCGと博報堂からオファーを貰い、博報堂に行ったという逸話を聞いたことがある。
本当かどうかはさておき、その右脳と左脳の、どちらもプロである木村さんならでは、いや、彼にしか書けない、最高の本である。
コンサルタントは「右脳」=ロジックモンスターの集まり見えるし、ぼくもそう見えていた。
けど、実際は、そういう人もいるけど、実際に“パートナー”(マネージングディレクターの、BCG的呼び名)は、 ロジックというよりも、経験から培われた「ビジネスセンス」モンスターだと。
それをここまで綺麗に書かれた本は世の中にありません。
ですので、特に、昔から
〇〇君って、ロジカルだよね(冷ややか)
って方は、ぜひとも、読んで、更なるモンスターになってほしい。
国際政治学者が説明してくれる「考える力」。
目次を見てみると、心を惹かれる方も多いのではなかろうか。
ワクワクしませんか?
もちろん、ご存知「内田和成」さんのご本。「スパークする思考‐右脳発想の独創力」の復活版である。
考える力というよりは「働き方」に軸足がある本なので、実践的。
以下の2冊を先に読むことをお勧めしたい。
畑村式「わかる」技術の、さらに突き進んだ感じの本。
基本、考える力とは少し距離がある本であるが、名著なので、紹介したい。
コンサルではよく、こう言われる
「成長は自己責任」 と。
そういう意味で、一度読んでおくと、「達人になるためにどうすればいいか?」のヒントを貰えるだろう。
考えるボンとしては後半に読む本ではあります。
考える力というより、ビジネスライフの心地良い過ごし方は?を説いてくれる本であるが、学びが深い。
特に、55ページの
「彼のことを好きになる必要はない」
という章。
ぜひとも、読んで頂きたい。
コンサルタントも「戦略思考」×「テクノロジー」の時代のど真ん中におり、テクノロジーに明るくなければ、ならない。
メタップス社長「佐藤航陽」さんが書いた本。
テクノロジーが変えていく世界を予見する。
というか、テクノロジーと自分・ビジネスの関係はどうなのか? に迫る、とても面白い本です。
「論点」の大事さ、「問い」の大切さを語ってくれている本の一つ。
70ページ以降は対談形式なので、僕は好きじゃない。
が、69ページまでが、面白いので、是非、読んでもらいたい。
スタートアップを科学する第一人者「馬田隆明」さんの本。
スタートアップというと、起業家が読めば?と思われがちだが、そんなことはない。
新しいことを生み出す起点・ヒントが詰まっているので、コンサルタントに限らず、誰にでも、刺さる内容になっている。
僕の整理でいえば、考える力の中でも、「ビジネスセンス」が磨かれる本である。
思考力と、言語力は密接に繋がっている。
ので、「いかに言語化するか?」=書くか?を学ぶと、自ずと、考える力を鍛えられるのだ。
考えるボンの中でも「言葉をセクシーにする」本をいくつか紹介してある。
ぜひとも、纏めて読んでしまいましょう