戦略コンサルタント転職必読書 ~ケース対策のヒント55~

戦略コンサルタント転職必読書 No. 001-010まで


外資系戦略コンサルティング会社BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の戦略コンサルタントが巷に溢れる“ケース対策”又は“コンサル”と名うった素敵な本たちを読み解き、「どのようにコンサル転職に活かせばよいか?」「ケース対策に活かせばよいか?」を解説していきます。

もちろん、「この本は読む必要はありません。」まで。

 

全55冊をご紹介。


[No.01] いたいコンサル すごいコンサル‐究極の参謀を見抜く「10の質問」

 

え?栄えある一冊目がこの本!と思ったでしょ?

最も有名なケース対策本「マーク・コゼンティーノの“戦略コンサルティングファームの面接”」しようかなと思いつつ、2016年9月21日という直近発売したこの本を大事な1冊目にしました。

 

さて、それはなぜでしょう?

=少し、ケース面接風に言い換えると、「この本がこのコラムの最初に載っているso-what(示唆、メッセージ)はなんでしょうか?

 

皆さんが考えているうちに、昔話をすると、私がBCGの転職を考えたのは2005年12月で、最初の面接が2月3日の節句、次が2月14日のバレンタイン。最後が3月14日のホワイトデー。その、バレンタインデー面接の問題はこんなんでした。

小宮さん(面接官):「この散布図から、何がいえる?」

小宮さん(面接官):

「なるほど。ほかには?」

小宮さん(面接官):

「なるほど。ほかには?」

小宮さん(面接官):

「なるほど。ほかには?」

小宮さん(面接官):

「なるほど。ほかには?」

小宮さん(面接官):

「なるほど。ほかには?」

 

正直、面接中は「何回も同じこと聞いてきて、この人、バカ?」と思ったくらいですが、小宮さんはこの「事実から示唆を汲み取る力を試して頂いていた」わけですね。

 

考えるエンジン講座の中にも「FACT認定」という示唆を出すスキルを教えるプログラムがあるくらい、本当に「示唆」「so-what」「メッセージ」は大事。なわりに、学べる本も無い。つまり、示唆は?(ニヤリ)

 

と、本題に戻ると、ぜひ、読んでもらいたいのは、

 

57ページ:「今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?」

 

の16ページを読んでみてほしい。

副題には、こうある

 

最終提言を「第0日に30秒」で語れるか?

まさに。これが、コンサルタントの腕の見せ所。

BCGっぽくいうと

 

day0=ディ・ゼロに、エグゼクティブサマリーを書く

 

といったところ。

3カ月もプロジェクトがあるのに、初日というか始まってもないのに、3カ月あとに提言することを「今、いうなら!」と、書くことから始め、それを“検証”するために、のこりの3カ月を過ごすイメージ。

 

が、この16ページを読んで頂くと、具体例とともに、素敵に書いてある。

 

読み進めていくと、

 

233ページ:「入社試験は数字感覚とケーススタディ」

 

この表題どおり、ケース面接では、

  • 「ガソリンスタンドは全国に何個?」的な“フェルミ―推定”
  • 「東京タワーの売上を2倍にする方法か?」的なケース問題

が出題される。

 

さらに読み進めると、

 

235ページ:ケーススタディは「フレームワーク」

 

とある。これだけみると、誤解を生む。フレームワークは私の最も嫌いな言葉の一つ。

  • 話は変わるが、この「最も嫌いな言葉の一つ」というのも、使っていていうのもあれだが、嫌いだ。“最も”というなら、それは1つしかないじゃないのか?なら、そのうち、一つっておかしくない?と。英語でもそういう表現使うよね。
    フレームワークはあくまで「整理」。整理するために優良なものであって、何も生み出さない。むしろ、フレームワークがあるせいで、面白い考えを生むことを阻害しているとさえ思う。
  • BCGだけ?かもしれないが、「フレームワークで考えましょう!」なんていうパートナーはいないし、私もケースリーダをしているときに、いったことはない。

ちゃんと、著者もこうかいてくれている

 

236ページ:「適切なフレームワークを用いて、考え方を整理し」

 

そう、私もそう思う。フレームワークは整理のため。

 

もし、フレームワーク撲滅委員会があるなら、私も寄付をしたいくらいだ。

 

* この本を1冊目にしたメッセージ(示唆)は?

マーク・コゼンティーノなどのケース対策本などが多数あるにも関わらず、一冊目に“2016年9月21日”発売のこの本を選んだということは、このコラムの著者は「直近の本まで読み漁りに、読み漁り」コンサル転職を目指す方のことを愛し、とてつもなく素敵なコラムを書くひとに違いない。

 


[NO.02] コンサル100年史

今、「どこの会社に行きたいですか?」と聞かれたら、脊髄反射で答えてしまうのが、並木裕太さんが作られた会社

 

フィールドマネジメント

 

である。

BCGの仲間たちも何人か、フィールドマネジメントにジョインしており、嫉妬を覚える。

 

この会社を作られたのが、2冊目の著者である“並木裕太”さん。

  • 面識もないし、ただただ憧れているだけなので、そもそもこういうとき“さん”付けで呼んでいいものか、迷う。

 

並木さんってどんな経歴か?を雑に説明しますと、

 

マッキンゼーに入り、さくっと偉くなって、プロ野球やJリーグなどスポーツのコンサルもしていて、自ら、社会人野球のオーナー兼GMだったり、アパレルもやっちゃている方

 

ほんと、すごい。年齢見てみると、1977年・・2歳差。私もがんばります。

 

と、本題に戻ると、ぜひ、読んでもらいたいのは、

 

232ページ:実際の「ケース式」面接はこんなふうに行われた!

 

ケース面接と言わずに、「ケース式」面接と呼ぶ、並木さんのこだわりに心惹かれつつ、

説明していくと、1対4の新卒のケース式面接ながら、面接官⇔候補者!とのやりとりが、

臨場感たっぷりに描写されている

 

加えて、読んでもらいたいのが、各コンサルティングファームの出自がわかる

 

60ページ:BCG =イノベーションが成長の原動力

70ページ:ベイン&カンパニー =革新的なコンサルティング・ビジネスモデルの提唱

84ページ:AT・カーニー =コンサル揺籃期の業界掲載に貢献

 

についてあり、マッキンゼーについては至るところにかいてあります。

 


[NO.03] 外資系コンサルの面接試験問題 過去問で鍛える地頭力

ケース式面接を対策する中で、皆さんが最もハマりやすい罠は何か?

 

「過去問を知り、その答えを知れば、ケース面接を突破できる」と思ってしまう罠

 

である。いかに、転職エージェントから「過去問」を教えてもらったところで意味がない。

転職エージェントの多くが「ライブラリー」と称して、過去問を見れるようにしているというのだ。確かに、キャンディデート(転職希望者)の満足度は上がるかもしれないが、「考える力」は上がらない

  • なぜなら、知ったところで、「正しい答え」までは教えてもらえない
  • なぜなら、仮に「正しい答え」を知っても、面接官から質問されて進むので、3秒でメッキが剥がれる
  • 仮に、それで受かっても、「どうせ、すぐに首になる(OUTになる)」から、やっぱり意味がない。

だから、「考えるチカラ」というスキルを磨く必要がある。

何度もいうが、「考えるチカラ」というスキルを磨く必要がある。

  • 逆に言えば、スキルなので、だれにでも磨くことはできる 

そんなことを常日頃から発しているのだが、その気持ちを汲んでくれたかのように、この本の192ページに著者の大石さんが書いてくださっている

 

192ページ:さらに学びたい方へ

(抜粋)

面接官は、皆さんがどのようなアプローチで問題を捉えて、どのように分析をするのかという「頭の使い方」を観察しています。

 

まさに、この「頭の使い方」という表現がぴったり。

 

もう一つ、読んでほしいのが、ページ番号がふられていない箇所ですが、12ページにある

 

フェルミ―推定とは、未知の数字を論理と常識をよりどころに、推定する問題です。

 

おう、まさに!の表現をされておられる。この「常識をよりどころに」というのが言い得て妙。

 

 

最後に、本に記載されている20題のうち、どの問題をやればいいのか?を特別にお教えしよう。

 

解くべく問題はこの6題だぜ

 

ビジネスケース系問題でいえば、

 

Q12:羽田空港の利用者を増やすにはどうすればいいか?

Q13:おしぼり会社の社長からおしぼりの売上げを伸ばしたいと相談されました。どのようにすればいいでしょうか?

Q14:読売新聞の売上げを増やすためにはどうすればいいでしょうか? 

Q15:JR新宿駅の改札口に設置されているコインロッカーの売上を増やすための方策を考えてください。

 

をシコタマ注目!

逆に言えば、Q11、Q16、Q17、Q18、Q19、Q20 はやらなくていい。

 

フェルミ―推定系問題でいえば、

 

Q1:日本の電球の市場規模はどのくらいでしょうか?

Q5:羽田空港は1日に何人くらいの人が利用しているでしょうか?

 

をシコタマ注目!

逆にいえば、Q2~4、6~10はやらなくていい。 

 

繰り返しになりますが、ケース面接に突破するためには、いや、もっというと、入社後、ちゃんと心地よくコンサルでやっているためには、「頭の使い方」をセクシーにしてから受けましょう。

 


[NO.04] 外資系企業が欲しがる脳みそ

コンサルティングファームも当然、“外資系”に入るので、この本を手にとってしまった方も多いのではないだろうか。

 

え?・・・・手に取ってしまった方

 

そう、残念ながら、コンサルティングファームの採用面接には全くでてなかった。

ここ10年、たぶん、全くでてなかった

 

え?・・・・全くでてなかった。=過去形?

 

そう、不幸中の幸い、あるコンサルティングファームの採用面接に採用面接に出ている。

なにせ、この本を買って無駄ではなかった!と思うが、この手の問題に慣れるまでには、時間がかかる。それも、まだ、トップコンサルで1社のみ。

 

この本の節々に表れているとおり、ゴールドマンサックスをはじめ、外資系の中でも、投資銀行など金融に伝統的に出題されている形なのだ。

私が知っている問題を一つ紹介しよう

 

貴方の親友が、いや親友くらいではダメか。あなたの子供が人質に取られています。

犯人からゲームをしようと提案があった。

 

ここに赤玉と、白玉がそれぞれ20個ずつあり、箱も2つある。

おまえが、好きなように玉を箱に分けてよい。ただし、犯人の私が引く。

もし、白玉がでたら、お前の子供だけを助けてやろう。

 

さて、分け方で確率を上げる方法はあるだろうか?それともないだろうか?

 

本題に戻ると、ぜひ、この本の“はじめに”を読んでほしい。

 

人生で成功を収めるためには、既成概念にとらわれず、独創的な発想をする、(=think outside the box )ことが不可欠である。

 

まさに、私もそう思う。

なので、私も最後に、think outside the box を鍛えるのに、最高の本を紹介して締めようと思います。

 

 

ポール・スローンのウミガメのスープ

 

 

この本は、水平思考を鍛える本として有名ですが、発想力や、コンサルで必須のso-what/示唆のチカラまで鍛えられる良本です。

ちなみに、シリーズで合計4巻出ていますので、お好きな方はぜひ。

 

ちなみに、「ウミガメのスープ」に起業する直前、ハマりにはまった。

仲間を集めて、数時間出し合ったことがあるくらいだ。

 

せっかくなので、一題、出してみましょう。

 

住宅街にぽつんとある乾電池の自動販売機。 

僕は会社帰りに同じ女がその自動販売機で電池を買うの何度も何度も見かけて不思議に思っていた。

でも僕はある日偶然彼女が乾電池を買う理由を理解した。で、そのとき僕も電池を買ったんだ。

なぜ女は電池を買っていたんだと思う?

 

答えが分かった方は、こちらまで

 

takamatsusatoshi@win-kanata.com

 


[NO.05] 外資系コンサルの真実 マッキンゼーとボスコン

私がBCGに在籍していた、2006年11月2日に発売されたのだが、その時に全社メールで、

 

“外資系コンサルの真実”という本が発売になります。

もし、この本の内容は真実か?と聞かれたら、答えないようにしてください。

 

と流れたのを思い出しました。

その時、私がBCGにいるとともに、弟がマッキンゼーにいたので、

 

え? マッキンゼー >> BCG なの?

え? 弟              >>    兄(私)なの? じゃん!!

 

と思ったのを覚えております。「マッキンゼー >> BCG」は兎も角、「弟 >> 兄」なのは正解なんだけど。

 

その時から10年が経ち、この本をAmazonマーケットプレイスから購入してみました。

が、コンサル転職を考える人には読む必要はありません。

 

たぶん、著者の前書「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪」が売れて、その勢いで書いたんだろうなと。

Amazonカスタマレビューで44中41が四つ星以上を付けている前書。前書もAmazonマーケットプレイスでしか買えませんが、こちらのほうが、お勧めなのかもしれない。

(私は投資に興味が全くないから、読まないけど)

 


[NO.06] コンサルは会社の害毒である

「有害である」ではなく、「害毒である」(タイトル)とするあたり言葉のセンシティビティ。

 

「マッキンゼーをはじめとする経営コンサルがいうところの“問題解決”の中身とは、実は“解雇”である」(35ページ)といいきってしまうスタンス力。

 

「コンサルタントは筆記用具。」(174ページ)と書きながら、“中村事業企画”というコンサル風な事をやるメンタルタフネス

 

著者「中村和巳」さんは、私と同じくコンサルを愛しているんだろうなとつくづく思い、今回は少し、短めに終わらせていただきます。

 

ちなみに、中村事業企画のHPはこちら 

http://nbi.tokyo/index.html

 


[NO.07] 戦略コンサルティング・ファームの面接試験

人間の思考とは不思議なものである。

人は生まれたときからずっと思考し続けているのに、ビジネス・ケースに取り組んだ瞬間、その機能が停止してしまう

 

この本の“はじめに”の前に書いてある、深淵なる言葉である。

ケース面接のためのケース面接対策は好きではないが、やはり、「思考が止まる」。

それを止めないためにも「考えるエンジン講座」や書籍などでトレーニングを積み、(大変失礼な話だが、)滑り止めのコンサルを受けたほうが良い。

 

さて、本題に戻ると、ぜひ、この本のここを読んでほしい。

 

32ページ:ケースタイプ

ここにケースタイプが見事に整理されている。

  1. ブレインティーザー
    • 先日お亡くなりになられた、多胡先生の世界。頭の体操のこと。
  2. マーケットサイジング問題(市場推計)
    • 所謂、フェルミ―推定
  3. ファクター問題
    • “どのような要因が影響するか”などを考える問題
  4. ビジネスケース
    • 売上を二倍にしてくださいなどの問題

 

忘れてはいけないのは、この本は「洋書」の日本語訳。である。

ので、日本の!ケース対策を知り尽くしている私のような者が書いたわけではない。

 

簡単にいえば、上の整理でいうところの、

 

3は出ない。1も殆どでない。

2は出る。4は出るが、記載例みたいではない。

 

本に記載されている36題のうち、どの問題をやればいいのか?を教えることとしよう。

 

解くべく問題はこの11題だぜ

 

ケース3、ケース7、ケース9、ケース10、ケース11、ケース12、ケース14、ケース17、ケース19、ケース22、ケース24

  

あと、最後に、

 

第3章「アイビー・ケース・システム思考法」や、第4章「戦略思考のためのフレームワークとツール」も読む必要は全くない。

 

え?さらっと、約70ページも・・・そう、いらない。私を信じて。

 


[NO.08] 人生の期待値はナンパで変わる

え? なんで、これが、コンサル本かって? 副題にこうあるからしかたがない。

 

元パチプロニートがナンパをしながら

外資系コンサルタントになった話

 

深淵なるナンパの世界をコンサル風に科学した本なので、ナンパを学びたい人向けである。

 

コンサル転職を考える人には読む必要はありません。ね。

 

読みながら思い出したのは、この手のといったら、両方の著者にあれですが、この本。

 

 

LOVE理論(水野敬也)

スパルタ婚活塾(水野敬也)

 

 

コンサル転職を目指す方も、この本のどちらか?を読んでほしい。

たぶん、天才な水野敬也さんの「語り方のうまさ(リアリティの付け方)」×「現実すぎる(プラティカルな)打ち手」に魅了されるはずだし、学びもそこらにある戦略本より遥かにあると思う。

 


[NO.09] コンサルティング業界大研究

この本の特徴は各コンサルティングファームの代表やコンサルタントのインタビューが腐るほど載っている点。

 

“盛りダクサン” と言わずに、“腐るほど”

 

うん。読む必要はありません。

 


[NO.10] ~東大生が書いた~ 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート

50の厳選フレームワークで、

どんな難問もすっきり

「地図化」

 

いきなり、突っ込みたくなりませんか?

 

50個!!!!?

コンサルタントなら、

3つやろ、3つ!!!

 

「考えるエンジン講座」でも、「コンサルQ&A ~コンサルへの道 99~」でも繰り返しいってますが、フレームワークは「整理するため」のものなので、何かを生むときには弊害にもなりえる。

 

なにせ、私がBCG時代にフレームワークを意識したことは殆どないし、私が一番下っ端の時も、輝いていた先輩コンサルタントから、フレームワークという言葉さえ、聞こえてこなった。

 

もし、フレームワーク撲滅委員会があるなら、私も委員に立候補したいくらいだ。

 

さて、本題に戻ると、ぜひ、ここを読んでもらいたい。

 

98ページのココ!

 

問題解決ケースは「考える言語」で書かれており、「伝える言語」では書かれていないということです。

 

まさに、その通り。考えるエンジン講座でも、徹底的に話し方は鍛えている

 

コトバが整えば、

シコウが整う

 

シコウが整えば、

コウドウが整う

 

と私は常にいっているのですが、そうそう。話し方は本当に大切です。

 

今の話し方では、

 

話した瞬間、落ちる。ってことです。

 

さて、最後に。。。

本に記載されている18題のうち、どの問題をやればいいのか?を教えることとしよう。

 

まず、なにより、この本がチョイスされている問題(この本ではProjectまたはケースと読んでいる)は非常に良いものが揃っている。

 

Project7、Project8、case4、case6、case7、case8、case9を除く、

11

をぜひとも、トライしてほしい。

特に、良い2題を上げるとすれば、

 

42ページ:`Project1マクドナルドの売上をあげるには? 

102ページ:Case1ヤクルトレディの売上を上げるには?

 

である。