戦略コンサルタント転職必読書 ~ケース対策のヒント55~

戦略コンサルタント転職必読書 No. 031-040まで


外資系戦略コンサルティング会社BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の戦略コンサルタントが巷に溢れる“ケース対策”又は“コンサル”と銘打った素敵な本たちを読み解き、「どのようにコンサル転職に活かせばよいか?」「ケース対策に活かせばよいか?」を解説していきます。

もちろん、「この本は読む必要はありません。」まで。

 

全55冊をご紹介。

 

。。。と、思ったけど絶賛追加中!


[NO.31] たった1秒の「問題解決」思考 すべては「問いから」はじまる

安宅さんに続き、大嶋さんも「論点」の領域に踏み込んでくれている。

 

この本にも、私の好きな、アインシュタインの言葉が紹介されている

 

 

If I were given one hour to save the planet, I would spend 59 minutes defining the problem and one minute resolving it.

 

訳すと、こうだ

 

 

私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59 分を問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。

 

 

さて、本題に戻ろう。読んでほしいのはここ

 

162~190ページ:相手を動かす「問い」の大原則

 

ということで、行動を加速する!思考をスパークする!質問の例が紹介されており、ケース対策にも使えるプラクティカルなものが多い。ので、好きだ。

 


[NO.32] 現役東大生がかいた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート

フェルミ推定は、コンサル転職をする上で対策したほうが良いのは間違いない。

最近は、コンサル!が市民権を得て、転職したい!と思う人が増えました。

そうすると、

 

箸にも棒にも掛からんヒト

 

が、面接を受けるようになりました。そんなヒトを振るいにかけるために、

 

 

フェルミ推定をしてみよう

 

となり、出題が増えてきています。

 

この本も含めて、フェルミ推定は

「奥が深い」

ここで、「フェルミ推定の罠」を3つ紹介しておこう

 

フェルミ推定の罠1:

「因数分解すれば、いいんでしょ」の罠

  • ほんと、こう思っているヒトが多く、あっけなく、コンサル面接で落ちる

 

フェルミ推定の罠2:

「計算力だけを見てるんでしょ」の罠

  • ほんと、こう思っているヒトが多く、計算力を発揮する前に、落ちる

 

フェルミ推定の罠3:

「これって、ケース面接のためのでしょ」の罠

  • ほんと、こう思っているヒトが多く、実際のケースでも使うことを知らない。

 

なので、ちゃんと対策をしましょう。

 


[NO.33] ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル

巨匠「照屋・岡田」コンビの名著であることは言うまでもない。

 

さっそく本題にいくと、ここを読んでほしい

 

89ページ:第4章 話の飛びをなくす

 

これをタイトルにしているのは、読者に刺さると思うが、要するにこの章は、

 

So-what?

(=示唆とは?)

 

について、教えてくれている。この世でSo-what?(=示唆とは?)を教えてもらえるのは、この本か、「考えるエンジン講座」くらいだから、貴重だ。

 

逆にいえば、その他の章は他の本にも書いてあることが多いともいえる。

 

示唆の問題を一つ出しておこう。

このショートストーリーの示唆はなんだろうか?

 

2人の王子!の話

ある王様に2人の王子がありました。王様は老いを自覚して、王国を2人の王子のどちらかに継がせたいと考えました。王様は国中の賢い男の人と女の人を集めて、その前に2人の王子を立たせました。そして2人のそれぞれに5枚の銀貨を与えて言いました。

 

「日が暮れるまでに、広間全体にあふれるだけのものを手に入れてまいれ。どんなものを選ぶかは、お前たちに任せる。銀貨を使う必要があれば、残らず使っても構わない。」

 

「よい思い付きでございます」と賢い人々は口々に言いました。

 

長男の王子は農家の働き手たちがサトウキビを取り入れているところに通りかかりました。ある者はサトウキビを圧搾機にかけて甘い汁を絞り出していました。絞ったかすは惜しげもなく捨てられていました。王子は働き手たちの頭に掛け合って、しぼりかすを5枚の銀貨と引き換えてもらいました。

王子は王様に、弟を待つ必要はないと言いました。

 

「この通り、サトウキビの茎で広間はいっぱいになりました。」

 

けれども王はいいました。「まあ、待ちなさい。時間はまだある。」

 

弟の王子は戻ってくると、サトウキビの絞りかすをどけさせました。彼の手には1本のろうそくが握られているだけでした。

広間がもう一度、からっぽになったとき、弟の王子はろうそくを持って広間の真ん中に進み出て、灯心に火をともしました。

広間はたちまち明るくなりました。ろうそくの光は広間の隅々まで照らしました。

 

王様は弟の王子に言いました。「お前に王国を継いでもらおう。お前の兄は銀貨5枚を使って、役にも立たないかすで広間をいっぱいにした。それに引き換え、お前は1枚の銀貨も使わずに、広間を光で満たした。それこそ、わたしの民が何にもまして必要としているものなのだ」

 

さて、示唆は分かっただろうか?

もし、分かった方は、ぜひ、ここまで送ってほしい。

 

takamatsusatoshi@win-kanata.com

 

私が、採点して、お返しいたします。

 

勢いで、もう一題出しましょう。

 

教授と壺!の話

ある大学でこんな授業があったという。

 「クイズの時間だ」 教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。

その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。

壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」 教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」 そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。

 そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。 そしてもう一度聞いた。「この壺は満杯か?」 学生は答えられない。

 一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。 教授は 「そうだ」と笑い、

今度は教壇の陰から砂の入っ...たバケツを取り出した。 それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれでいっぱいになったか?」 学生は声を揃えて「いや」と答えた。

 教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。

彼は学生に最後の質問を投げかける。

 

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」 

 


[NO.34] 意思決定のための「分析の技術」

コンサルタントになる方は100人いたら、100人読んでほしい、必読中の必読。

「ケース対策」している人にとっては、これより先に読んでほしい本はあるが、それでも、時間があるなら、是非とも読んでほしいと思い、載せます。

 

やはり、著者はマッキンゼー出身。そのあと、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長もやられている。すごい方ですね。

そういえば、ベインの方って本を書く文化はないのかしら?

 

本題に戻ると、読んでほしいのはここである

 

目次

第1章「大きさ」を考える

第2章「分けて考える」

第3章「比較して」考える

第4章「変化/時系列」を考える

第5章「バラツキ」を考える

第6章「過程/プロセス」を考える

第7章「ツリー」で考える

第8章「不確定/あやふやなもの」を考える

第9章 「人の行動/ソフトの要素」を考える

 

 

「分析」の切り口が9つも紹介されている。

 

この9つの切り口を意識して、分析するだけで、「ぐい、ぐいっと」成長を感じられるはず。

 

著者の名前も素敵だよね。

 

後 正武=うしろ まさたけ


[NO.35] 仕事の結果は「はじめる前」に決まっている

副題に誘われ、

 

マッキンゼーで学んだ

段取りの技法

 

を読んでみました。「ケース面接」対策としては読む必要はありません。

 

当初、99冊ご紹介しよう!と意気込み、35冊も「コンサル本」の取り扱いを解説してきましたが、さすがに、99冊も無いかも・・・と思ってきました。

 

でも、きっとこれからも出版される度に、書き足していくスタイルにしよう。

 


[NO.36] アナロジー思考 「構造」と「関係性」を見抜く

新人コンサルタントの仕事の一つに、

 

事例研究

 

っていうのがある。

クライアントが抱える課題(論点)を解決するためのヒントになる他社事例を探すこと。

これをかっこよくいうと、

 

あにゃろじー(analogy)

 

 

言い忘れましたが、この本は「ケース対策」という意味では読む必要はない。

しかしながら、物事を考える上で、類似例を考えるというのは非常に大切。

 


[NO.37]問題解決ピラミッドと9つのレッスン 仕事に生かす地頭力

「ビジネス書」を読みやすくするために、「ビジネス小説」や「漫画」に仕立てるのは、本当に素敵なことだと思う。

 

だが、唯一許せないのが、

 

会話形式で進むやつ

 

それがこれだ。時間がかかってしょうがない。

なので、時間に余裕があるひとにはお勧めします。

 


[NO.38] グロービスMBA クリティカル・シンキング

この日本で「考える力」を学ぼうと思ったら、

 

グロービスの「クリティカル・シンキング」

=1対35(全6回、計18時間=126,000円)

 

か、

 

我らの「考えるエンジン講座」

=1対1(全8回、計12時間=138,000円)

 

しかない(ちょっとウソ)

 

そのクリティカル・シンキングを凝縮して書いてくれているのがこの本となる。

 

 

結論からいうと、この本を読んで「ケース対策」を行うのは、無理。

書いてあること自体は正しいが「やや学術的」になっているため、読んでも、

 

 

なんとなく

分かった気がするが、、、、

 

実際、どうすればいいか、

分からない

 

となってしまうはず。

たぶん、グロービスの講座の「書籍化」にチャレンジした本なので、さすがにちょっと無理があったってことだと思う。

本だけで、考える力を身に着けるのは限界があり、講義を受けた上で様々な本を読む!

というのがベストなんだと思う。

 

ので、良い本であることは間違いないが、「ケース対策」をするのであれば、他の本から読むことをお勧めします。

 


[NO.39] そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?

表紙に騙されました。

 

漫画!!!!!!系

 

だと思うじゃあん。

 

会話形式で進むやつ

 

じゃんか。最も、非効率な本の形式

「ケース対策」という意味では読む必要は全くない。

 

全然、話しは変わりますが、年間100冊以上の漫画も読む私に「コンサル転職者」に薦める漫画ランキング

 

第1位 国民クイズ

 

第2位 サンクチュアリ

 


[NO.40] 本業再強化の戦略

2002年に発売された本ですが、これは珍しく

 

ベイン・アンド・カンパニー

 

の本、だから、“とりあえず、読んでみた”というだけなので、「ケース対策」という意味では全く読む必要はない。

 

本題にいくと、この本のここを読んでほしい。

 

188ページ:経営者への10の質問

 

  1. 自社の利益を生み出すコアを明確に定義すると、それは一体何か?そのコアの強みは増しているか、衰退しているか?
  2. 自社が競争を繰り広げている事業領域の境界線を決めているのは何か? そしてこの境界線は将来どのように移動すると考えられるか?
  3.  自社のコアにとって長期的な脅威となり得る新しい競合企業が自社事業の周辺領域に存在するか?
  4.  自社のコア事業は売り上げ、コストの両面でフルポテンシャルを確実に達成しているか? コアに埋没している潜在価値はないか?
  5. 自社のコア事業周辺に広がる領域の全体像はどうなっているか?周辺領域への進出シナリオとして(複数の布石の組み合わせも含めて)どのようなものが考えられるか? これらは論理的な順番で計画すべきか、あるいはそれぞれ独立したものとして把握すべきか?
  6.  業界の将来についてどのように考えているか? それに関してチームとしてのコンセンサスを得ているか? それは自社の周辺領域拡大戦略と自社の将来像にどのように反映されるのか?
  7. 新しい成長のための対策はどのような組織が受け持つべきか。コア内部か、コアに隣接する別組織か、あるいはコアの外部の独立組織なのか? これをどう決定したらよいのか?
  8. 業界の変化によって将来の競合優位性の源泉は変わりつつあるか?それはどのように変わるのか? 新しいモテルが登場するのか?新しいセグメントの登場はあるのか? 新しい競合相手の登場はあるか? 自社は何を定期的にモニタリングすればよいのか?
  9.  組織の中の成長促進要素と抑制要素は、変革を実行する上で適切なバランスで存在しているか?
  10. 主要な戦略的意思決定、オペレーション上の意思決定のすべてに対して、常に適用すべき戦略的行動指針とは何か? 

 

正直、コンサルタントにとっては超ウルトラ良い本。

 

本の内容がそのまま「コンサル」に生きるということは殆どないのだが、この本はレア中のレアでそのまま、スライドにして持っていける。

この10個の質問も、その一つだ。