戦略コンサルタントへの転職を目指す方のための必読書。コンサル転職へのおすすめの本をご紹介。コンサルタントへの転職、コンサルケース面接の対策にどのように活かすか?も解説しています。
外資系戦略コンサルティング会社BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の戦略コンサルタントが巷に溢れる“ケース対策”又は“コンサル”と銘打った素敵な本たちを読み解き、「どのようにコンサル転職に活かせばよいか?」「ケース対策に活かせばよいか?」を解説していきます。
もちろん、「この本は読む必要はありません。」まで。
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もちろん、ご存知、「冨山さん」の本。
BCGから、CDIからの、産業再生機構からのIGPI設立。
そして、迫力がある顔。
もう、ザ・プロフェッショナル。
と、本に書いてあるプロフィールを見てたら、
なんと、
司法試験合格
って書いてある。この人、やっばいな。
こりゃ、マイリマシタ。
冨山さんの本は色々あるので、今回の“コンサル本55”で載せて行きたいと思います。
ということで、今回の本はというと、
3ページ目に、経営分析力を見る、カンタンな(答えを出すのはめちゃくちゃムズイ)4問のクイズが記載されている。
ケース面接的には、ほとんど必要はない。
あえていえば、マッキンゼーでたまに出る「ハーバードっぽい」ケースのとき、このような数字周りの分析力は鍛えておくのは悪くない。
でも、コンサルタントとして、プロフェッショナルとしては、知っていたほうがいいことだらけだ。
創立50周年を迎えた時に、BCGのパートナーの皆さんが50個のTOPICについて、書いた本。
正直、
よく、ここまでつまらなく書いたな!
である。
明らかに、読みやすく・理解してほしいというよりは、クライアントの社長室においてもらった時に、
それっぽい!
を目指して、書いたとしか思えない。
ケース面接という意味でも、どういう意味でも、読む必要はないだろう。
ほんと、一人ひとりはきっと、オモロイのに、時間がないから!とかで、ユーモアのカケラもないやないか。
私がBCGにいるとき、BCGのパートナー(=一番、エライ位)が集まるミーティングで、最年少でパートナーになった、ハルサーキンっていう天才は、オズと魔法使いの誰かのコスプレで登場したらしい。
これでしょ、これ。この感じで、是非、本を書いてくれ。
アクセンチュアのシニア・プリンシパルの「作佐部さん」が書かれた本。
帯に、49の成長ルールが列挙されているのだが、まず、それを読むだけで、めちゃくちゃ為になる。
コンサルタントになったあと、入社して2年位の間に、言われまくることが、書いてある。
ケース面接という意味では読む必要がない。
おしいのは、もっと、著者の(失敗)エピソードで構成されてほしかった。
一般的な話で書かれており、文章がワクワクしてこないのが残念。
繰り返すけど、49の成長ルールはめちゃくちゃいい。
これを、作佐部さんエピソードで聞きたい。
マッキンゼー出身で、そのあと、独立された「稲田さん」の本!!
この本はまず、コンサルタントになったら、読むべき本。
実際に、コンサルタントを3年位したころに、読むと本当に刺さると思う。
帯には「火中の栗は自ら、拾え。」とか、まさに、そう。
戦略参謀という小説を書かれているくらいなので、文書がマジでうまい!
ケース面接的には、読む必要はない。
#74でご紹介した「稲田さん」の本。
こちらの小説を最初に書き、そのあとに、#74を書いたとのこと。
で、結論からいうと、
こっちの方が、めちゃくちゃ、面白い
んです。
ビジネス小説に仕立てることで、臨場感もわき、分かりやすいし、読み進めやすい。
紳士服チェーン「しきがわ」を舞台に教えてくれている。
本当に読むなら、こっちです。
ケース面接対策というより、コンサルティングファームを知るために、ですが、頭の使い方・仕事の仕方的な学びもある
ケース面接対策本などを書かれている「大石さん」の本。
実際、この本のタイトルは「コンサル一年目」。
なので、コンサルになったら、読むべき本ではあるんだけど、
これが出来ていれば、
ケース面接も突破できる
とも解釈できる。
読んでほしいのは、ここだけ。
第1章コンサル流話す技術
ここは読んで、実践してほしい。話し方は大事。本当に大事です。
もちろん、ご存知、日本のコンサルタントといえば、この方
大前研一大先生
である。もう、“さん”では呼べないよね。大先生。
弟が、大前さんの作った、あ、もう、さん!付けしてしまったわ。
まぁ、いいか...
ビジネスブレイクスルーで働いており、彼の「異才」はよく聞く。
私がBCGで、弟がマッキンゼーってことで、なんだか、私は「マッキンゼー」が嫌い。
というか、距離を置きたい気分なのだ。
でも、この本を手に取ると、距離を縮めるどころか、入りたくもなってしまう。
あ、一つ、誤解を生むのでいっておくと、私がBCGと、弟がマッキンゼーと聞くと、さぞ、頭のいい兄弟なんだろうか?と思うはずだ。
でも、忘れてはいけない。
我々はどちらも、偏差値50くらいの
世田谷学園
なのである。あの紫のサブバックを持ち、坊主の息子がいっぱいいて、柔道が強い、あの、世田谷学園なのである。
つまり、努力です。
話がそれましたが、この本はケース面接対策としても有用というか、「コンサルタントの頭の使い方」を体感できる。
大前研一大先生の「企業参謀」も最高ですが、これも最高です。
読みましょう。
ピカピカのエリート=開成 からの、東大工学部からの、王子製紙からのATカーニー。
もう、最初の「開成」ってのに、心奪われるよね。
BCGにも、「開成」の方はいっぱいいて、すべからく、頭がよかったし、なんか、頭の構造が違う感じがした。
で、この本。
なんか、読みづらい!んよねぇ。。。
たぶん、頭がロジカル・ロジカルな人には、きっと、
なるほど!!!!整理されていて、分かる!最高!
ってなるんだと思う。
文系まっしぐらの私には、ちょっと、酸素不足感が否めない。
ケース対策にも役に立つと思うが、最初、パラパラ読んでみて、「このテイスト好き!」となったら、読みましょう。
BCGから、コーポレイト・ディレクション=CDIを立てた、私が大好きすぎる「吉越さん」の本。
たぶん、唯一の本じゃないかな。
まず、この本は、経営コンサルタントの頭の使い方が、分かるし、なにより、この本は、
面白い!!!!!
のです。
しかしながら、この本は絶版しており、買うとなると、3千円から5千円くらいしてしまいます。
でも、本の形ではありませんが、ニュースレターの形で、CDIが出してくれているのを読んでも、同じ内容を読むことができます。
http://www.251media.jp/articles/cdi/
私がやっている、教育メディア「251メディア」にキュレーションしてあります。
ので、そちらを読むのもいいかもしれません。
一つ、私が好きなのをご紹介すると、
http://www.251media.jp/articles/1517/#section-content
ぜひ、「吉越さん」に陶酔しよう
副題が「マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」という、“解決法”がついているということで、コンサル本に入れてみました。
本当にこの本は、めちゃくちゃいいから、全員が読むべき本だと思う。
コンサル思考的も学びが多い。
ユーモアもたっぷりだし、打ち手がプラクティカルでリアリティがある。
こういう“打ち手”はケース面接でも好まれる。
一個だけ紹介すると、
筋トレをするともれなく自信がつきます。
自信がない人は筋トレをして下さい。
① 身体がカッコ良くなる
② 異性にモテる
③ テストステロンというホルモンがあふれて気分上々
④ 上司も取引先もいざとなれば力づくで葬れると思うと得られる謎の全能感
⑤ 恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感
この方、本当にコンサル思考を持っている方だと思う。
皆さんも、読みましょう。
え?ケース面接対策で読む必要があるか? 愚問です
コンサル転職対策に欠かせないWeb教材
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フェルミ推定、ビジネスケース、志望動機など「ケース面接」対策教材の決定版の全てがここにあります。
※「僕の答え」が書いてあるため、他の人に教えたくない!と言われております