コンサル転職のケース面接をはじめとするコンサル転職対策講座「考えるエンジン講座」受講生+弊社が運営する転職エージェント「251CAREeR」の候補者は年間300人以上に及び、戦略コンサル+総合系コンサルのケース面接を受けております。
その受講生及び候補者の皆さんに、ケース面接を受けていただいた際には、転職対策の一環として、面接官とのやり取りをスクリプトに起こして頂いており、ケース面接スクリプトを分析すると、大きく7つのパターンしかないことが判明しました。
ので、それを丁寧にご説明させて頂きます。
*2020年に書き加えておりますので、以前見た方も、もう一度、ご覧頂けると、新しい発見があると思います。
構成としては、ケース面接で出題される7つの例題を「水族館」をテーマに整理した上で、
についてご紹介しておりますので、読み進めて頂くと、 「コンサルティングファームで実施されるケース面接とは、どういうものなのか?」「ケース面接はこういう問題がでるのね、なるほど。」 と、知っていただけると思います。
また、日々、コンサルタントへの転職対策をサポートする中で、私が皆さんのケース面接対策にのためにできそうなこと、教材などを厳選してご紹介しておりますので、合わせて、ご覧頂き、コンサルへの転職対策にお役立てください。
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では、ご紹介していきます。
私もこのHPで何度か書いておりますが、皆さんもご存知の「フェルミ推定」でございます。
ケース面接を突破する上では避けては通れないのが、フェルミ推定であり、「フェルミ推定を制する者はケース面接を制す」と言っても過言ではありません。
以下に面接官とのよくあるやりとりをご紹介します。
最も出るどころではなく、出まくるのが「趣味」です。
ので、ケース面接前には必ず、趣味を2-3個想定し、その趣味をテーマとした「フェルミ推定問題」を事前に作り込むのは必須です。
弊社の転職エージェントの候補者に対しても、以下の4つのことをやっています。
まず、趣味を聞き、私が面接官が出しそうな問題を5つ作る。
その上で、一度、候補者にA4一枚で答えを作ってもらう。
次に、みっちり私自身が赤ペンを入れる。
最後に、それを話せるように暗唱する。
特に、BCG、アクセンチュア、ATカーニーは「趣味フェルミ」が 1次面接で出題される場合が多いので、きっちり対策しておきましょう。
自力でもご自身の趣味に置き換えて、問題を作成し、自分なりの答えを出してみることはできるかと思います。
「私が赤ペンを入れる」については、Web教材「悪魔のケース対策」の第3章でどのようなステップ解いていくのか?をご紹介していますので、面接までの時間が少ない方はこちらで学んでいただくのもいいかと思います。
ここまでくれば、「暗唱する」については、簡単にできることだと思います。
ちなみに趣味以外のフェルミ推定問題で出題されるトップ5はこちらです。
このあたりも事前に対策して臨みましょう。
フェルミ推定をしてから、その売上を2倍にという問題もよく出ます。
こちらは先に面接官とのよくあるやりとりをご紹介します。
売上2倍!について問われやすいのは、スタバやコンビニなどの「1店舗」の売上をフェルミ推定させてからです。
チェーン店全店でも当然できますが、面接官によっては、気持ち悪いですがこのパターンもあります。
(ケース面接例題②-1---フェルミ推定からの売上2倍(市場バージョン))
先日もドリームインキュベーターで、日本のスポーツジム市場を推定させてから、市場を売上2倍。というものが出ておりました。
ここまでご紹介した例題を細かく分けると、以下のようになります。
ケース面接は奥が深いので、 「7つの例題」について完璧な説き方をマスターする!とした瞬間、 “砂漠に水” ではなくなりますから、そういう使い方をしてください。
7つの例題の解法:「悪魔のケース対策」第3章でご紹介しています
例題②のパターンは、どのファームでも出題されます。
※ 敢えて言えば、経営共創基盤以外で出題されます。
例題②がやっかいなのは、フェルミ推定からの、ですから、「フェルミ推定」で、やらかすと面接官は「落とすの、決めた!」と なってしまいます。
なので、結局、フェルミ推定を極めることが先決になってしまいます。
例題③については、先に面接官とのやりとりでイメージを付けて頂きます。
ここまでの①~③パターンで、全体の9割以上はカバーできます。
そして、ケース面接序盤(1次面接)ではなく、後半(2次面接)に出題されてくるのが、この例題③のパターンとなります。
アクセンチュア戦略の選考を例に取って説明すれば、
というパターンが典型的です。
あえて、ケース面接の設計思想を読み解けば、
1次面接が「足切り」として、
を中心に見て、
2次面接が本当の「見極め」として
という感じ。
私がコンサルに転職する方にできることをあえて整理すれば、以下のようになります。
この例題③は落とし穴がいっぱいで、対策というか、「コンサル思考」「論点思考」をしっかり身に付けないと、通過しにくいことになります。
そして、この例題③の応用、というか、問題を解きやすくしたのが、
というパターン。(例題③-1 売上2倍(資料数枚配布パターン))
資料を渡されるパターンはBCGやアクセンチュアの戦略/MCが代表例。
※ EY(ストラテジー)、デロイトモニターは一行問題が多いです。
弊社の転職エージェント(251CAREeR・ニコイチキャリア)では以下の順に転職対策を進めています。
※ 前提として「考えるエンジン講座」を受けている場合が多いので、「考えるエンジンを如何に使うか?」という感じになります。
※ BCGでは、ホームページで「面接準備と模擬ケース」というテーマでコンテンツが公開されており、その中で「売上2倍」パターンの "エアラインケース" と、"ドラックケース" が用意されています。詳しくは、姉妹サイトで、ご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。
ここまでご紹介した例題を再度整理すると、以下のようになります。
ここまでで、ほぼ9割以上カバーできますので、この3パターンをまず、徹底的に対策することをお勧めいたします。
ただ、次のケース面接例題④は、ドリームインキュベータやフィールドマネジメントで出題されておりますし、コンサル経験者の面接(コンサル⇒コンサルの転職)で出題されやすいパターンですので、一応ご覧ください。
例題④は、ちょっと捉えにくいので、先に面接官とのやりとりをご紹介します。
特徴は「答え」となる、打ち手などを聞いているわけではなく、「いかに検討するか?」を聞くという、ハイパーレベルの高い問題です。
違う言い方をすると、「論点」を問う問題です。
この問題は本当に良い問題で、面接官は相当優秀と思って間違いありません。
「考えるエンジン講座」以外でいうと、本で学ぶしかないので、考えるボン、戦略コンサルタント転職必読書を読んで鍛えましょう。
特に以下の4冊については、10回は読んだほうがいいレベルです。
ほとんど出題されないパターンですが、なぜか?デロイトは大好きなパターンです。
加えて、BCGの過去問のうちの一つがこれに当たります。
選択肢が与えられて、どっちが、いいですか?
という問題。
お決まりですが、水族館をテーマに説明いたします。
もうここまでくると、細かい分類になりますが、ケース面接例題⑤の、賛成・反対バージョンとでもいう感じです。
こちらも、デロイトでよく出題されます。
デロイトで出題され、問題でいえば、 救急車を有料にするアイデアに賛成、反対ですか? というような問題です。
一度、しっかり解いておくといいですね。
そして、これが最後のパターンになります。 めったに出題されません。
が、一応、整理のために載せておきます。
という感じの問題です。
アイデアを問う問題は「考える力」を見極めるのに適していないため、出題されません。
が、ゼロではないので、紹介はしておきます。
ケース面接対策~知っておくべき7つの例題はいかがでしたか?
最後にご紹介したすべてのパターンについてまとめておきます。
ケース面接は対策すれば、必ず突破できます。
がんばっていきましょう!
フェルミ推定が解けるだけではケース面接突破は困難!面接官の質問意図をくみ取り、求められる解答を導くには?
コンサルティングファームへの転職に成功した体験談をご紹介。